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インドネシアのバリ島で、狂犬病が大流行しているというニュースを見ました。

バリ島は、かつて狂犬病とは無縁の島だった。

2008年11月に最初の死者が確認されて以来、すでに78人が死亡。しかし、確認できていない死亡者が他にもいると推定されている。狂犬病は、いまだ終息に向かう気配は無い。

2009年の時点で、バリ島には約60万匹の犬がいて、うち約76%が野犬だという。バリ島では独特のヒンズー教が信仰されており、伝承などから、犬は「忠義の象徴」(地元の同教関係者)と愛されていることも、野犬が減らない一因のようだ。

政府や州当局が、ワクチン接種や野犬駆除などの対策に乗り出し、これまでに20万匹もの野犬を処分してきたが、犬の数が多く、成果が上がっていないのが実情だ。

人間用の狂犬病予防ワクチンのストックも、元々少量しかなく、バリ島全域の病院では、狂犬病に罹患後に受けるワクチンの断続的な不足状態に陥っており、貧しい住民達には、そもそもワクチン接種を受けるという選択肢すらないという。

狂犬病での死亡者数は、年間約55,000人にものぼる。アジアでの発生件数が最も多く、その被害を受けている約6割は子供である。


バリ島狂犬病に関するニュースの中で、私の目に留まったのは、
これまでに20万匹もの野犬を処分してきた
という一文です。

20万匹・・・ すごい数ですよね。

ところが、日本では、毎年35万匹以上の犬猫が殺処分されているという事実を、みなさんご存知ですか?

しかもその多くは、もとからの野良犬や野良猫ではなく、無責任な飼い主が捨てたり、ブリーダー崩壊などで処分場に持ち込まれたものです。

そして、その35万匹の犬猫を処分するために、毎年私達の税金が使われているのです。無責任な飼い主や悪徳ブリーダーのために、なぜ私達の血税を費やさなくてはならないのか!!! 一人の愛犬家として、『可愛い犬猫を処分するために、税金を納めているのではない!』と、声をにして言いたい。

殺処分される犬猫を減らし、その分の税金を動物愛護活動のために使ってくれたら、どんなにすばらしいことか。

殺処分される犬猫を減らすために、私達ができることは何か? 皆さんも一緒に考えてみませんか?